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デフォルトのrules.SubjectBlockファイルの動作
（管理者デスクトップの［Internet Services］フォルダ内の［Filters］フォルダにある）rules.SubjectBlockファイルに好ましくない単語や語句を登録して、受信メールの「件名」フィールドにそれらの単語や語句があるか探すことができます。インターネットサービスは、SMTPメールルール（rules.MailRulesドキュメント）を使用して、登録した単語や語句を含むメールにスパムスコアを付けます。そのメールは、ユーザに届く前にブロックするか、タグを挿入してユーザが自分のメールルールで処理できるようにすることができます。
見つけられたメールは、［インターネットの基本設定（Basic Internet Setup）］フォームの［迷惑メール/スパム］タブの［スパムスコア］タブで、「rules.SubjectBlockに登録の件名を拒否」を有効にしない限り、ご利用のサイトから自動的に削除されることはありません。例えば、rules.SubjectBlockに登録した単語や語句がメッセージの［件名］フィールドのどこかにあると、インターネットサービスはそのメッセージにスパムスコアを追加し、場合によってはジャンクメールとして分類します。この動作によって、問題のないインターネットメールが誤って配信されないようになり、スパムと思われるメールを自分のサイトで処理する方法を管理者が決めることができます。
インターネットサービスが付与する値とスコアは、rules.MailRulesファイルで設定されているルールに基づきます。例えば、次のルール、
Subject:IF ($Form.Config.2605.Checkbox == 0 && @inblocklist($subject)) SET $spamlevel += 100 AND $spamtests += "SUBJECTBLOCK;"
では、以下の２つの内容を調べます。
・ メッセージの「件名」フィールドに、rules.SubjectBlockリスト登録された単語があるか。
・ ［インターネットの基本設定（Basic Internet Setup）］フォームの［迷惑メール/スパム］タブの［メールルール］タブで、「rules.SubjectBlockに登録の件名を拒否」が無効であるか。
両方ともTRUEであれば、スパムスコアを100追加します。
rules.SubjectBlockファイルに追加登録する方法
rules.SubjectBlockの書式は単純で、１行につき１つの単語を登録します。コメントを追加するには、行の先頭に#を入れます。例えば、
# 以下はブロックする不適切用語
Viagra
Free mortgages
Get rich
ADV:
 注意@inblocklist機能は、デフォルトでは大文字と小文字を区別しません。大文字と小文字を区別させるにはtrueパラメータを追加してください。@inblocklist($subject, true)
ファイルを編集したら閉じて変更を保存し、［インターネットモニタ（Internet Monitor）］の［コントロール］タブで［設定の再読み込み］ボタンをクリックしてください。
なお、もっと高機能のフィルタリング用ドキュメントを作成して、メッセージの「件名」以外のフィールドを調べることができます。SMTPルールを使用して、そのルールに応じたスコアを付けることも可能です。
rules.MailRulesファイルがrules.SubjectBlockファイルを利用する方法
rules.MailRules ファイルには、「件名」フィールドの内容にrules.Subjectファイルに登録した好ましくない単語や語句があるかを調べるルールが記述されています。また、サイトにダメージを与えるためにスパム配信者が使用するトリックを見つけるためのルールも記述されています。
必要に応じて、自分でルールを追加したり、次の例のように、行の先頭に#を付けてデフォルトのルールを無効にしたりすることができます。
# Subject:IF ($Form.Config.2605.Checkbox == 0 && @inblocklist($subject)) SET $spamlevel += 100 AND $spamtests += "SUBJECTBLOCK;"
以下は、デフォルトのrules.MailRulesに記述された、インターネットサービスがメールの「件名」フィールドを調べるために使用するルールです。
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 rules.SubjectBlockに登録されている単語が件名に含まれているか、そして［インターネットの基本設定（Basic Internet Setup）］フォームで「rules.SubjectBlockに登録の件名を拒否」が有効になっているかを調べます。両方ともTRUEであれば、不達通知が送信されます。
 rules.SubjectBlockに登録されている単語が件名に含まれているか、そして［インターネットの基本設定（Basic Internet Setup）］フォームで「rules.SubjectBlockに登録の件名を拒否」が無効になっているかを調べます。両方ともTRUEであれば、スパムスコアを100追加します。
 件名が空白であるかを調べます。件名がないメッセージは、スパムである場合がほとんどです。TRUEであれば、スパムスコアを10追加します。
 件名に余分な空白があるか調べます。スパム配信者は、「Hi...Remember me?（任意の数のスペース）」のような件名を使うことがあります。このような件名は余分な空白があるため、このルールで見つけ出すことができます。 TRUEであれば、スパムスコアを20追加します。
 件名がすべて大文字で書かれているかを調べます。件名にすべて大文字が使われているメールは、スパムの場合がよくあるため、スパムスコアを25追加します。
 この３つのルールでは、「Viagra」「Xanax」「drugs」という異なる単語を調べます。このような件名は、スパム配信者がスパムフィルタをすり抜け、かつ人の目に留まるようにと意図したものです。上２行がTRUEであれば、スパムスコアを101追加し、残りの１行がTRUEであれば、スパムスコアを100追加します。
件名に５個以上の句読点があるかを調べます。句読点が多い件名のメールはスパムの場合があります。TRUEであれば、スパムスコアを10追加します。
 ［Filters］フォルダ内のlists.Rudeドキュメントに登録された単語が２つ以上、件名に含まれているかを調べます。TRUEであれば、スパムスコアを100追加します。
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